11eyes -罪と罰と贖いの少女-

 ちゃんとやった。事前情報0の状態で始めて、核心ルートを最初にやることもなく普通にクリア。以下ネタバレに気をつけません。

 ノベルゲーはやはり選択肢一つ間違えたら即死バッドエンドくらいが丁度いい刺激になるというかそれがないと面白くないと言い切るような嗜好のゲーマーも満足する程度の戦闘系学園伝奇AVG。共通ルートが95%を占めている為2周目以降は既読スキップの嵐になるが、俺の場合はそれを先に聞かされていたのでとっつきやすそうだなと思いプレイする理由になったので悪くない。ただそれぞれ違う要素の異端の能力者がチームで共闘していくって感じを見せるのかと思いきや、全部翠玉碑の欠片の所為にしてオチをつけてしまうのでそんなことはなかった。個人的には折角並行世界ネタも使うくらいなんだし、もっと深く色んな要素を混ぜて作って欲しいと思ったけど、そこで風呂敷を広げすぎるとゲームに収まらなくなりそうだしいいのかな。その割にはCROSSOVERで現代魔術とか新しく出すのは何でだろう。どうしても気になったのでXBOXを買ってきたんだけど、勢いがなくなってしまったためまだ未プレイ。
 話はちゃんと「過去のトラウマで暗く沈んだ主人公が、仲間と出会って活力を取り戻す話」っていう健全な物語。固有ルートが完全に蛇足になってる感が否めない。PCノベルゲームの割にえっちい要素は殆どED後だし、日常パートでガヤガヤ騒ぐキャラが下ネタ連発してくるくらいしか18禁要素がないのでプレイ中の違和感が激しかった。その後コンシューマー版も発売してはいるんだけど・・・これでエロゲーって括りなんだものな。まあ伝奇AVGなんてそんなもんだけど。早くアニメ化とかしてメディアに健全扱いされねーかなー、そしたら一条にも話題が出せるし。こっちを差し置いてカオスヘッドがアニメ化したのはまあ、ブランドパワーか・・・どうでもいいか。

 終わった後で振り返ってみれば、「友達がドハマリしてたので自分でもちょっとやってみたけど何のことはなかった」で終了か・・・特別好きなキャラもいないしな。ただ主題歌マジカッコよすなので、ひだまりから通ってきたTatshないし音ゲーの呪いが未だに解けていないだけか。なんか後悔してきた。意味がわからん。