仮面ライダーカブト

 初期の頃はZECTの存在などでブレイドのような「職業としての仮面ライダー」を示唆しつつ社会的なテーマ(と料理ネタ)を盛り込んでいたのにドレイクが出るあたりからネタ臭がだんだん増えていって、料理ネタに嫌気が指してきたあたりで里中唯に別の仕事が入ったので(推測)当分出なくなり、敵の凶悪ぶりや強さがインフレしていると見せかけて最後は子供でも解る勧善懲悪で〆。要するに色んな要素をちょっと盛り込み過ぎたんだと思う。でも「仮面ライダーシリーズ生誕35周年記念作品」と考えれば、今までの仮面ライダーで面白かった要素(ライダーの中の人が変わったり、味方の身体が敵になったり、職業としての仮面ライダーをチームで動かしたり)を詰め込みながらも新しい要素を含んだ"記念作品"としてなら一定以上の見方は出来るんじゃねえかなあ、と思った。ライダーのデザイン、みんなかっこいいし。ただこれを平成ライダーシリーズの最初に観てしまうと今までのがかなりクドく思えてしまうんじゃ、というクソどうでもいい心配。
 個人的には中盤に出てくる電波女キャラが割と仕事も出来てそれなり役に立つ、引っ掻き回すだけのキャラじゃなかったのが好印象。龍騎の時はすげえイライラした。特撮でヒロインがボクっ娘ってのももう見れないだろうなー、カブトは大変なボクっ娘属性を刺激していきました。



 画質と音質の兼ね合いで1話冒頭丸々そのままのものを選んだ。カブトのOPテーマはカッコいい、曲と絵の合わせなら歴代でも最強と思う。曲で一番好きなのは剣のRound ZERO〜BLADE BRAVEなんだけど、あれは絵がマジで意味不明の極みだから・・・


「おばあちゃんが言っていた・・・正義とは俺自身だと。俺が、正義だ」